このドキュメントでは、RSS 1.0 形式で XML 商品データソースを作成するためのガイドラインを説明します。例に示した標準属性は、正式な RSS 1.0 仕様の中の該当する各セクションにリンクしていますので、コンポーネントに関する追加情報をご覧いただけます。ここでは、RSS 1.0 自体に関する詳しい説明は最小限に抑え、ファイルの例を示すに留めています。この規格の詳細については、http://web.resource.org/rss/1.0/spec(英語)をご覧ください。
セクション 1: RSS 1.0
RSS 1.0 仕様に基づいて、タイトル [title]、商品リンク [link]、商品説明 [description] という商品アイテムレベルで事前定義された 3 つの要素があります。これらの要素は RSS 1.0 標準ではオプションですが、商品データソースでは必須になります。
商品データソースでは、価格 [price]、ID [id]、状態 [condition] などのその他の要素も必須です。これらの要素や商品に関するより詳細な情報を含めるために、Google Merchant Center の名前空間を追加して RSS 1.0 の機能を拡張しました。Google Merchant Center の名前空間を定義すると、「属性」と呼ばれる追加要素を使用できるようになり、商品データソース内のそれぞれの商品に関して提供できる情報量を増やすことができます。
以下に 1 つの商品を含む基本的な RSS 1.0 ドキュメントの例を示します:
<?xml version="1.0"?>
<rdf:RDF xmlns:rdf="http://w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
xmlns="http://purl.org/rss/1.0/"
xmlns:g="http://base.google.com/ns/1.0">
<channelrdf:about="http://example.com/RSS1.xml"> <title>データソースの名前</title> <link>http://example.com</link> <description>コンテンツの説明</description> <products> <rdf:Seq> <rdf:li rdf:resource="http://example.com/product1-info-page.html"/> </rdf:Seq> </products> </channel> <product rdf:about="http://example.com/product1-info-page.html"> <title>赤いウールのセーター</title> <link>http://example.com/product1-info-page.html</link> <description>柔らかく着心地の良いこのセーターは保温性も高く、寒い冬の夜におすすめです。</description>
<g:image_link>http://example.com/image1.jpg</g:image_link> <g:price>25</g:price> <g:condition>新品</g:condition> <g:id>1a </g:id>
</product> </rdf:RDF>
この例では、名前空間宣言の追加(4 行目)と 4 つの属性(商品画像リンク [image llink]
、価格 [price]
、状態 [condition]
、ID [ID]
)という、2 つの主要な点が追加されました。
Google Merchant Center の名前空間宣言
Google Merchant Center の名前空間でのみ定義される属性を使用する場合は、次の名前空間宣言が必要です。
xmlns:g="http://base.google.com/ns/1.0"
Google Merchant Center の名前空間宣言に加えて、すべての属性タグ内に接頭辞を含める必要もあります。この接頭辞を属性に追加するのは、名前空間内で定義されている属性と RSS 1.0 内で定義されている要素を区別するためです。この名前空間宣言用に選択した接頭辞は「g」です。
<g:image_link>http://google.com/images/google_sm.gif</g:image_link>
Google Merchant Center の名前空間内の属性にはこの接頭辞を含める必要があります。含めない場合、属性とそこで指定された値は無視されます。
属性
商品に特有の関連属性を必要なだけ使用できます。こうした属性を使って追加情報を商品に設定すると、商品が Google 検索結果に表示される可能性が大幅に高まります。さらに Google Merchant Center の名前空間で定義された多くの属性は 1 つの商品の中で複数回使用できます。これにより、商品データソース内の商品に関する情報をより多く追加できます。
セクション 2: 重要なチェックリスト
商品データソースを登録する前に、次のリストに目を通して、ファイルの形式が正しいことを確認しておくことを強くおすすめします。
ファイル名の末尾は拡張子 .xml である必要があります。
Google Merchant Center アカウントに登録した商品データソースのファイル名はファイルに割り当てた名前と一致する必要があります。
名前空間宣言を必ず含めてください。これらの値は表示されている内容と厳密に一致する必要があります。
- Google Merchant Center の名前空間:
xmlns:g="http://base.google.com/ns/1.0"
- カスタム属性の名前空間:
xmlns:[接頭辞]="http://base.google.com/cns/1.0"
(ファイル内に含めた接頭辞で [接頭辞] を置き換えます)
Google Merchant Center とカスタム Google Merchant Center の属性タグに含まれている接頭辞が、名前空間宣言で定義された接頭辞と一致していることを確認します。
値を含まない属性は削除します。
セクション 3: 最後の注意事項
このドキュメントに含まれているサンプル エントリは、XML 商品データソース作成の基礎がわかりやすくなるように簡略化されています。RSS 2.0 規格または独自の名前空間の中で定義された他の要素が含まれている商品データソースも使用することはできますが、これらの要素に含まれている情報はすべて処理中に無視され、ショッピング広告と無料商品リスティングには表示されません。現時点では、デフォルトの RSS 1.0 要素に含まれるデータと、Google Merchant Center およびカスタム Google Merchant Center の名前空間内の属性に含まれるデータのみが処理されます。