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配送設定の管理

配送と返品の設定を最適化するためのベスト プラクティス ガイド

配送と返品の設定機能のおおまかな概要

商品を Merchant Center に登録するときは、送料と商品を受け取るまでにかかる日数についての情報も登録します。配送設定は、ショッピング広告、無料商品リスティングなど、Google サービス全体で使用されます。お客様がショッピングでの購入を取り止める理由として最も多く挙げられるのは、配送予定と送料の 2 つの問題です。ショッピング広告や無料リスティングを表示するための商品データを登録する際に、返品と払い戻しのポリシーに関する情報も指定できます。返品に関するポリシーは、購入を決定するユーザーにとって重要な要素であり、広告、リスティング、Gmail にポリシーを掲載することで商品の売上が向上する場合があります。

この記事では、配送と返品の設定に関するベスト プラクティスについて説明します。運送業者ベースの送料と配送日数から送料無料の基準額と返品に関するポリシーまで、幅広く網羅されています。

このページの内容

配送と返品の設定を最適化する利点

  • 商品アイテムの不承認の削減: 正確な送料を表示することで、商品の不承認を防ぐことができます。
  • カートの放棄の削減: 正確な配送情報を迅速に提供することで、予期しない費用やお届け日数の長さが原因で買い物客がカートを放棄する可能性を低減できます。
  • クリック率の向上: オンラインの買い物客は、配送情報を重視します。配送の明確な詳細を表示することで、クリック率を高めることができます。

商品の可視性向上: 「迅速配送、送料無料」や「当日配達」などのアノテーションは、検索結果ページで商品を目立たせるのに役立ちます。


配送設定のベスト プラクティス

商品単位の配送設定

  • 送料 [shipping] 属性を使用して、商品ごとに配送予定と送料を指定します。この属性は、大型商品や壊れやすい商品などについて、必要に応じてアカウント単位の配送設定をオーバーライドするのに役立ちます。
  • 関連するすべての送料を含めます。これには、配送料、配達料、手数料、物流費、運送料などが含まれます。

アカウント単位の配送設定

  • 最初に、アカウント単位で配送設定を行います。これにより、すべての商品に対する送料と配送日数の基準が作成されます。
  • Merchant Center の送料がウェブサイトの送料と一致することを確認します。それにより、不正確な送料に関する警告や、商品アイテムの不承認を回避できます。
  • 補助フィードを使用して、配送サービスを複数の対象国に使用している場合に、送料ラベル [shipping_label] 属性を追加して各対象国の商品をグループ化します。商品アイテム ID は、メインフィードと同一である必要があります。
  • 重量ベースの配送サービスを使用している場合は、搬送重量 [shipping_weight] 属性をフィードの各商品に追加します。
  • 商品の重量が特定の配送サービスでサポートされている値を超過している場合は、送料ラベル [shipping_label] 属性を使用して代替送料レートを設定します。
  • 正確な送料を指定できない場合は、送料を多めに見積もります。ユーザーが支払う送料と同じか、それを多少上回る金額を指定することをおすすめします。ただし、過度に多めに見積もると商品の売れ行きに悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 送料は、対象国の通貨で、ISO 4217 に準拠して登録します。たとえば、$1.0012 USD ではなく $1.01 USD と登録します。

送料 [shipping] 属性が複数回登録される場合は、矛盾する情報を登録しないようにします。たとえば、同じ地域やサービスクラスに対して 2 つの異なる価格を登録しないようにします。


配送設定に役立つツールを活用する

運送業者ベースの送料と配送日数

対象

  • オーストラリア、ドイツ、英国、米国で商品を販売する販売者は運送業者ベースの送料を使用でき、米国、ドイツ、フランスで商品を販売する販売者は運送業者ベースの配送予定を使用できます。
  • 運送業者と提携し、顧客の所在地と商品の重量および寸法に基づいてリアルタイムの送料とお届け日数を取得している場合に使用できます。

使用場面

  • Merchant Center で配送設定をアカウント単位で実行し、配送予定を運送業者に基づいて自動計算する場合

詳しくは、運送業者ベースの送料を設定する方法をご覧ください。

詳しくは、運送業者ベースの配送予定を設定する方法をご覧ください。

送料無料の基準額を設定する

対象

  • 特定の商品や、最低額を超える注文に対して送料無料を提供する販売者。たとえば、基準額を 100 USD に設定すると、100 USD を超える注文は送料無料になり、100 USD 未満の注文には標準の送料レートが適用されます。
  • 使用場面

  • アカウント単位で配送設定を行う場合は、送料レート表を設定することで、一定額を超える場合の送料無料をアカウント単位で設定できます。
  • 送料 [shipping] 属性を使用して商品単位の送料情報を表示する場合は、送料無料の基準額 [free_shipping_threshold] 属性を使用して、送料が無料になる注文額を指定します。

地域ごとの送料

対象

  • 地域ごとの送料は、米国、ドイツ、フランス、インド、日本、ブラジル、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国で商品を販売する販売者が利用できます。
  • 顧客の所在地によって送料や配送日数が異なる場合に利用できます。

使用場面

  • 米国内の特定の州(ハワイやアラスカ)などへの発送を禁止する販売者
  • オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、イギリスで商品を販売している販売者
  • ユーザーに対して競争力のある配送オプションを提示したい販売者
  • 利便性を高め、送料を下げるために、買い物客が注文した商品を指定した場所で受け取れるようにしたい販売者

パートナー アカウントをリンクする

対象

  • 米国で販売を行う販売者
  • ShipStation を使用する販売者
  • 配送パートナーとの連携によって正確な注文追跡データを提供することで、配送予定の計算を改善し、迅速配送、送料無料のアノテーションの対象となる商品を増やしたい販売者

集荷所のオプション

対象

  • オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、イギリスで商品を販売している販売者
  • ユーザーに対して競争力のある配送オプションを提示したい販売者
  • 利便性を高め、送料を下げるために、買い物客が注文した商品を指定した場所で受け取れるようにしたい販売者

パートナー アカウントをリンクする

対象

  • 米国で販売を行う販売者
  • ShipStation を使用する販売者
  • 配送パートナーとの連携によって正確な注文追跡データを提供することで、配送予定の計算を改善し、迅速配送、送料無料のアノテーションの対象となる商品を増やしたい販売者

返品設定のベスト プラクティス

返品に関する明確なポリシーを設定する

  • 返品に関するポリシーは、オンライン ショップを訪れるすべてのユーザーがアクセスでき、ログイン、登録、個人情報の入力を行わなくてもアクセスできるようにします。
  • 返品に関するポリシーが、Merchant Center とウェブサイトの間で一致しており、ウェブサイト全体(フッター、返品ページ、ウェブバナーなど)でも一貫していることを確認します。
  • 返品に関するポリシーの URL は、よくある質問や利用規約とプライバシー ポリシーとは組み合わせず、個別に作成する必要があります。
  • 返品と払い戻しの対応方法(返品可能期間、返品方法、返品手数料など)をウェブサイト上に明記します。
  • Merchant Center で返品に関するポリシーを更新した後、システムで新しいポリシーが確認されるまで待機します。確認には最大 10 営業日ほどかかります。

その他のヒント

顧客満足度を高め、返品に関する懸念によるカートの放棄のリスクを低減するために、返品無料を提供することを検討してください。買い物客に決断までの十分な期間を与えるには、返品期間を標準の 30 日間より長くしてください。

配送と返品の設定に関する注意事項

配送に関する一般的な問題

  • 不正確な送料: Merchant Center の送料がウェブサイトでの購入手続き中に提示される送料を下回ると、アカウントの警告や停止につながる可能性があります。ウェブサイトに対する変更が商品データで更新されないと、Merchant Center で提示される送料が一致しない場合があります。
  • 送料の通貨の不一致: 送料の通貨が商品の通貨と一致しないと、商品が不承認となる場合があります。
  • 搬送重量 [shipping_weight] 属性の欠落: 重量ベースの配送サービスを使用している場合は、shipping_weight 属性が各商品のフィードで必須です。shipping_weight 属性が欠落していると、商品が不承認となる場合があります。
  • Shopify の配送同期に関する問題: Shopify での配送設定の変更は、必ずしも Google Merchant Center に正しく同期されるとは限りません。詳しくは、配送に関するおすすめの方法(Shopify ユーザー向け)をご覧ください。

返品に関する一般的な問題

  • Merchant Center の返品に関するポリシーが、ウェブサイトの返品に関するポリシーと一致していることを確認します。Merchant Center とオンライン ショップで提供された返品情報が一致していないと、返品に関するポリシーが拒否される可能性があります。たとえば、ウェブサイトの返品に関するポリシーで注文キャンセルに対して 25% の払い戻し手数料が定められている場合は、Merchant Center のポリシーにもこれを反映させる必要があります。
  • よくある質問や利用規約とプライバシー ポリシーには含まれない、返品に関するポリシーの個別の URL を作成します。返品に関するポリシーは、ログイン、登録、個人情報の入力を行わなくても、すべてのユーザーがアクセスできるようにする必要があります。また、システムで正しく認識されるよう、個別のランディング ページにする必要もあります。
  • 返品に関するポリシーを確認するために必要な詳細をすべて含めます。Merchant Center の返品に関するポリシー情報がウェブサイトと一致している場合でも、重要な詳細が欠落していると、返品に関するポリシーが拒否される可能性があります。ウェブサイトには、返品可能期間、返品方法、返品手数料、その他の関連情報を含め、返品と返金の対応について明確に記載する必要があります。
  • ウェブサイト全体で、返品に関するポリシーの一貫性を確保します。ウェブサイトに表示される返品に関するポリシーは、ウェブサイト全体(フッター、返品ページ、ウェブバナーなど)で内容が一貫している必要があります。
  • 返品可能期間を適切に設定します。Merchant Center で、返品に関するポリシーの返品可能期間を設定する必要があります。

関連するアノテーションを表示する機会

  • 無料で迅速な配送のアノテーション: 配送予定と送料に関する Google の要件を満たす対象商品に、「無料で迅速な配送」のバッジを表示します。詳しくは、迅速配送、送料無料をご覧ください。

これは、「翌々日配達無料」というアノテーションを表示する広告の例です。

  • 当日配達 / 翌日配達のアノテーション: Merchant Center で当日配達サービスを設定することで、地域の販売者やオンライン販売者向けの当日配達オプションを表示します。

This image is an example ad featuring Same-day delivery annotation.

This image is an example ad featuring Next-day delivery annotation.

注: オンライン商品リスティングの当日配達は、従来の Merchant Center でのみ利用できます。

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