IMAP アカウントからメールを移行する

IMAP アカウントから移行する場合は、新しいデータ移行サービスを使用してメールデータを Google Workspace に移行できます。

特に指示がない限り、移行先の Google Workspace アカウント(移行されるアカウント)の Google 管理コンソールで次の手順を実施します。

証明書を管理する前に

移行を実行する

この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。

セクションを開く  |  すべて閉じて一番上に移動

ステップ 1: IMAP サーバーに接続する
  1. Google 管理コンソールログインします。

    特権管理者権限のあるアカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインしてください。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン 次にアプリ ランチャー [データ] 次に [データのインポートとエクスポート] 次に [データの移行] に移動します。
  3. 上部にある [新しいデータ移行サービスに移動] をクリックします。
  4. [IMAP] で [移行] をクリックします。
  5. [IMAP サーバー アドレス] に IMAP サーバーのアドレスを入力します(例: imap.example.com)。

    この情報についてサポートが必要な場合は、このセクションの後半にある一般的な IMAP ベース ウェブメール プロバイダの接続情報の表をご覧ください。

  6. [接続をテスト] をクリックします。

    接続に成功すると、[接続済み] という通知が表示されます。

一般的な IMAP ベースのウェブメール プロバイダの接続情報

ご利用のプロバイダがここに掲載されていない場合は、プロバイダのドキュメントでこれらの情報をご確認ください。

ウェブメール プロバイダ IMAP サーバーのアドレス
123 Reg
  • imap.123-reg.co.uk
  • imap.secureserver.net
1&1 IONOS
  • imap.ionos.com
  • imap.ionos.co.uk
  • imap.ionos.fr
  • imap.1and1.com
AOL imap.aol.com
Apple iCloud imap.mail.me.com
Bluehost mail.example.com(example.com はドメイン名)
DreamHost imap.dreamhost.com
Fastmail imap.fastmail.com
Gandi.net mail.gandi.net
HostGator gator####.hostgator.com(########は cPanel の左側に表示されている HostGator サーバー名)
Hostinger imap.hostinger.com
Locaweb email-ssl.com.br
Namecheap mail.privateemail.com

Microsoft 365、Outlook、Hotmail、MSN、live.com

outlook.office365.com
one.com imap.one.com
OVHcloud ssl0.ovh.net
Rackspace secure.emailsrvr.com
Yahoo! (Yahoo! Small Business を含む) imap.mail.yahoo.com
Yandex
  • imap.yandex.ru
  • imap.yandex.com
Zoho
  • imap.zoho.com([ユーザー名]@zoho.com[email protected]のメールアドレスを持つ個人ユーザー向け)
  • imappro.zoho.com(ドメインベースのメールアドレス [ユーザー名]@[会社名].com[email protected]を持つ組織内ユーザー向け)
手順 2: 移行マップを作成してアップロードする

移行マップを使用して、移行元アカウントのユーザーと移行先のアカウントのユーザーを接続します。新しいデータ移行サービスは、移行マップを使用して、移行元のユーザーから移行先のユーザーにメールデータを移行します。

マッピング ファイルには、移行元アカウントのユーザーのパスワードを入力する必要があります。ただし、一部の IMAP サーバーでは、ユーザーがアプリ パスワードを作成する必要があります。アプリ パスワードの詳細と、その必要性については、IMAP サーバーのドキュメントをご覧ください。

1. マッピング ファイルを作成する

ヒント: [CSV サンプルをダウンロード] をクリックすると、サンプルのカンマ区切り値(CSV)ファイルを取得できます。

  1. スプレッドシート プログラムで、次のヘッダーを追加します。
    • Source ImapUser - 移行元アカウントのユーザーのメールアドレス
    • Source ImapPassword - 移行元アカウントのユーザーのパスワード
    • Target GUser - 移行先アカウントのユーザーのメールアドレス

    ユーザーのリストは Google 管理コンソールからダウンロードできます。詳しくは、ユーザーリストをダウンロードするをご覧ください。

  2. 有効なメールアドレスを使用して、ヘッダーの下でユーザーとそのパスワードをマッピングします(どちらのアドレスも必須です)。以下の点にご注意ください。
    • 1 人の移行元ユーザーを複数の移行先ユーザーにマッピングすることはできません。
    • ファイルに含まれる移行元ユーザーは 100 人以下で、ファイルのサイズは 128 MB 以内にしてください。

      現在、新しいデータ移行サービスでサポートされている IMAP 移行のユーザー数は最大 100 人です。

  3. スプレッドシートを CSV ファイルとして保存します。

:

Source ImapUser Source ImapPassword Target GUser
[email protected] password1 [email protected]
[email protected] password2 [email protected]

この例では、移行元ドメインは example.com で、移行先ドメインは solarmora.com です。

2. ファイルをアップロードする

  1. 移行先アカウントの管理コンソールで、[CSV をアップロード] をクリックします。
  2. CSV マッピング ファイルに移動して選択 次に [開く] をクリックします。
  3. タスクアイコン をクリックして、マッピング ファイルが正常にアップロードされたことを確認します。
  4. エラー メッセージが表示された場合は、CSV ファイルを修正します。その後、手順 1~2 を繰り返してマッピング ファイルをアップロードします。
手順 3: 移行設定を選択する
  1. [日付を選択] をクリックし、メールの移行元の日付を入力します。

    新しいデータ移行サービスでは、選択した日付から移行を開始した日付までのメールが移行されます。

  2. (省略可)削除済みのメールを移行するには、[削除済みメールを移行する] チェックボックスをオンにします。
  3. (省略可)[迷惑メール] ラベルが付いたメールを移行するには、[迷惑メールを移行する] チェックボックスをオンにします。
  4. (省略可)特定のラベルが付いたメールを移行しない場合は、[特定のフォルダを移行対象から除外する] チェックボックスをオンにし、ラベル名をカンマで区切って入力します。

    詳しくは、フォルダを移行対象から除外する方法(次のセクション)をご覧ください。

  5. [保存] をクリックします。

フォルダを移行対象から除外する方法

  • 各フォルダまたはサブフォルダを個別に指定します。
  • サブフォルダを追加する場合はフルパスを使用し、親フォルダとサブフォルダをスラッシュ(/)で区切ります。

    : 「旅行」というフォルダとその子フォルダ「アジア」を除外するとします。「旅行,」、「旅行/アジア」と入力します。

手順 4: 移行を開始して進行状況を確認する

この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。

  1. [移行を開始 ]をクリックします。

    この操作により、ドメイン全体の委任も付与され、移行先アカウントにデータ移行(新規)用のクライアント ID が作成されます。詳しくは、API アクセスをドメイン全体の委任で制御するをご覧ください。

  2. ステータスが [処理中] に変わり、次の情報がリアルタイムで更新されます。
    • 検出されたタスク - 移行、スキップ、または失敗したアイテム(メッセージ、ラベル、その他のタスク)の合計数
    • 警告 - 移行はしたものの、想定どおりに完了できなかったアイテムの数
    • 失敗 - エラーのために移行に失敗したアイテムの数
    • スキップ - スキップされた項目の数
    • 成功 - 正常に移行されたアイテムの数
    • 移行されたユーザー数 - 移行が完了したユーザーの数
    • 検出されたメール - 移行されたメール、スキップされたメール、失敗したメールの数
    • メールの移行数 - 移行されたメールの数
    • スキップされたメール - スキップされたメールの数
    • 移行できなかったメール数 - 移行に失敗したメールの数
  3. レポートをエクスポートして解釈するには、新しいデータ移行サービスのレポートについてをご覧ください。
手順 5: (省略可)差分移行を実施する

メインの移行以降に移行元アカウントに追加されたデータを移動するには、差分移行を実行します。詳しくは、差分移行を実施するをご覧ください。

移行を完了する

重要: 移行を終了すると、その設定データやレポートにアクセスできなくなります。

完了した移行に関する情報は、移行を終了するまで管理コンソールに表示されます。完了した移行を終了するまで、新しい移行を開始することはできません。完了した移行を終了するには:

  1. (省略可)移行レポートをエクスポートします。詳しくは、新しいデータ移行サービスのレポートについてをご覧ください。
  2. [移行を終了] 次に [移行を終了して削除] をクリックします。

終了すると、クライアント ID が削除され、ドメイン全体の委任設定のクライアントとしての [データの移行(新規)] が削除されます。

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