ウェブとアプリのアクティビティの設定は、Google 管理コンソールから削除されました。ユーザーは Google Workspace の検索履歴で Gmail と Google ドライブの検索アクティビティを保存、管理できます。ユーザーはウェブとアプリのアクティビティを引き続き利用できます。この機能は、管理者がユーザーの使用を有効にしているその他の Google サービスの [マイ アクティビティ] ページから管理できます。
検索履歴の仕組み
ユーザーは Google Workspace の検索履歴設定を管理して、検索履歴の表示を有効または無効にすることができます。表示を有効にした場合、ユーザーが Gmail または Google ドライブの検索バーにテキストを入力すると検索履歴の候補が表示され、Gmail やドライブ内で効率的に検索できるようになります。
ほとんどの新規ユーザー(18 歳未満の Google Workspace for Education ユーザーを除く)については、Google Workspace の検索履歴はデフォルトで有効になっています。Enterprise エディションの新規ユーザーについては、ウェブとアプリのアクティビティはデフォルトで無効になっています。
ユーザーは [マイ アクティビティ] ページで、個人のウェブとアプリのアクティビティや Google Workspace の検索履歴設定を有効または無効にして保存したアクティビティを管理できます。今後、Google Workspace の検索履歴の対象に、より多くの Google Workspace サービスでの検索履歴も含まれる可能性があります。
検索履歴の特長
これまで、管理者は、管理コンソールでウェブとアプリのアクティビティを有効または無効にして、各種 Google サービスでウェブとアプリのアクティビティを使用するユーザーを管理していました。また、ユーザーは、ウェブとアプリのアクティビティの特定の機能を利用できました。今後は、ユーザーが検索履歴の設定を管理できるようになります。ユーザーには、Gmail とドライブの検索履歴の候補が表示されるようになります。
検索履歴に関するよくある質問
Google Workspace の検索履歴データはどのくらいの期間保持されますか?デフォルトでは、このデータは 18 か月後に削除されます。ただし、ユーザーは削除までの期間を 3 か月、18 か月、または 36 か月に変更したり、データを削除しないようにしたりできます。また、ユーザーは保存済みアクティビティの一部または全部をいつでも削除できます。
はい。ウェブとアプリのアクティビティに保存された Google Workspace サービスでのユーザーの検索内容は、リリース時に Google Workspace の検索履歴に移行されました。
はい。ユーザーは検索データを表示、削除したり、Google Workspace の検索履歴を無効にしたりできます。詳しくは、ユーザーが検索履歴を有効または無効にする方法をご覧ください。
その他の Google サービスであるウェブとアプリのアクティビティのデータは Google Workspace のデータ処理に関する規定の対象でなかったため、ウェブとアプリのアクティビティの管理コンソール設定を削除しました。
Google Workspace の検索履歴のデータは Google Workspace のコアサービスの一部であり、Google Workspace のデータ処理に関する規定の対象となります。
詳しくは、データ保護とプライバシーをご覧ください。
- その他の Google サービスを有効または無効にすることで、検索履歴の設定を管理できます。組織部門またはアクセス グループを使用して、これらのサービスへのアクセスを制限することもできます。
詳しくは、その他の Google サービスを有効または無効にするをご覧ください。
- Google Workspace の検索履歴機能のリリース後は、ユーザーのウェブとアプリのアクティビティの設定で収集される検索情報は、管理者が有効にしているその他の Google サービスからのみとなります。
- ウェブとアプリのアクティビティが有効になっているユーザーは、他の Google サービスでの検索やアクティビティも引き続き Google アカウントに保存されます。
関連トピック
スマート機能は、データ処理および共有に対して地域固有のコントロールを提供します。Google Workspace の検索履歴は、ユーザーが検索アクティビティを保存、管理できるようにするための設定です。詳しくは、スマート機能をご覧ください。
Google Workspace の検索履歴が有効になっている場合は、以下の操作を行います。
- 管理対象の Google アカウントにログインします。
- マイ アクティビティに移動します。
- [その他のアクティビティ] [Google Workspace の検索履歴を管理する] をクリックします。
- 検索履歴に関する情報のトピックを選択します。
はい。Google 検索とアシスタントの設定を有効または無効にして、ユーザーが Google 検索の検索履歴データ収集を管理できるようにするかを設定できます。詳しくは、ユーザーに対して検索とアシスタントを有効または無効にするをご覧ください。
データ保護とプライバシー
Google Workspace の検索履歴は Google Workspace のコアサービスであり、Google Workspace 契約の対象となります。Google Workspace のコアサービスのデータが広告目的で使用されることは一切ありません。
Google Workspace の検索履歴は、Google の GDPR の遵守に影響しますか?Google Workspace の検索履歴は、欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)の遵守には影響しません。Google Workspace のデータの収集、管理、ユーザーへの提供の方法に変更はありません。Google Workspace の検索履歴は Google Workspace 契約の対象となります。詳しくは、Google Workspace の法とコンプライアンスに関するリソースをご覧ください。
Google Workspace の検索履歴には Google Workspace サービスでの検索アクティビティが含まれ、Google Workspace によるユーザーデータの保護の対象となります。Google Workspace コアサービスのデータが広告目的で使用されることは一切ありません。ユーザーは、検索データの削除、アカウントからの書き出し、データ収集の無効化を行うことができます。
Google Workspace for Education
18 歳未満の Google Workspace for Education ユーザーの場合、Google Workspace の検索履歴はデフォルトで無効になっています。ユーザーはこの設定を有効にできます。
詳しくは、Google サービスへのアクセスを年齢で制御するをご確認ください。
ユーザーが検索履歴を有効または無効にする方法
ユーザーに以下の手順を案内してください。
- マイ アクティビティに移動します。
- [その他のアクティビティ] [Google Workspace の検索履歴を管理する] をクリックします。
- [Google Workspace の検索履歴] をオフ またはオン にします。
ウェブとアプリのアクティビティの使用について詳しくは、ウェブとアプリのアクティビティの表示と管理をご覧ください。