Google Workspace Sync for Microsoft Outlook(GWSMO) の使用時に、次のエラーコードとメッセージが表示されることがあります。エラーコードは、GWSMO トレースログに記録されます。
Log Analyzer を試す
このツールを使うと、ほとんどの問題を送信から数分以内に特定できます。
- Google 管理者ツールボックスの Log Analyzer に、トレースログ(非圧縮ファイルまたは ZIP ファイル)を送信します。
- 高度なログ分析を行うには、非圧縮ファイルを Log Analyzer 2 に送信します。
エラーとメッセージ
GWSMO エラーコードError code(エラーコード) | 説明とトラブルシューティングの手順 |
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0x00002f94 |
GWSMO でプロキシの自動検出に失敗しました。プロキシを使用していない場合や、現在接続の問題が発生していない場合は、このコードを無視できます。 プロキシを使用している場合は、Windows で正しく設定されていることを確認してください。確認するには、Windows のスタート メニューから[インターネット オプション] [接続] をクリックします。 |
0x00040680 | カレンダーの招待状を Google カレンダー形式から Microsoft Outlook 形式に変換できませんでした。この問題を解決するには、予定を削除して作成し直します。 |
0x80004005 | 一般的なエラーコードです。問題が発生している場合と発生していない場合があります。トレースログ ファイルで問題の詳細を確認してください。 |
0x8000ffff | お使いのネットワークが Google.com にアクセスできないか、メールの送信中にタイムアウトになりました。サポートが必要な場合は、ネットワーク管理者にお問い合わせください。 |
0x80040109 | ユーザーの PST ファイルにアクセスできません。原因として、ウイルス対策ソフトウェアまたは他のアプリケーションに問題がある可能性があります。これらのアプリケーションを一時的に無効にして、問題が解決するかどうか確認してください。解決した場合は、使用しているウイルス スキャンから PST ディレクトリを除外します。 |
0x8004010d | ディスクがいっぱいか、またはクライアント パソコンで FAT32 ファイル システムを使用しています(その場合は 4 GB 以上のファイルを扱うことはできません)。メールボックスの上限サイズを 1 GB に設定して、再同期してみてください。詳しくは、ローカル メールボックスのサイズの設定をご覧ください。 |
0x80040111 | 読み込み元のソース プロファイルが削除された可能性があります。読み込みをキャンセルするか、プロファイルを作成してください。詳しくは、プロファイルを再作成または変更するをご覧ください。 |
0x80040116 | 読み込みに使用している Outlook プロファイルの言語が一致していません。新しいバージョンの GWSMO に更新してください。詳しくは、GWSMO の準備とインストールをご覧ください。 |
0x80040600 0x80040119 |
現在のユーザー プロファイルが保存されている PST ファイルが破損しています。これを修正するには、PST ファイルの修復方法に関する Microsoft のドキュメントをご確認ください。 |
0x8004060c | PST ファイルのサイズが大きすぎて Outlook で処理できません。サイズの上限を低く設定してプロファイルを作成してください。詳しくは、プロファイルを再作成または変更するとローカル メールボックスのサイズの設定をご覧ください。 |
0x80040610 | サイズの大きなメールが送信トレイにあります。メールを削除するか、編集してサイズを小さくしてください。 |
0x80040811 | カレンダーのサイズが大きすぎて Outlook で表示できません。以下のレジストリキーが存在する場合は、削除してください。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\[バージョン番号]\Outlook\PST\UseLegacyCacheSize |
0x800411f4 |
このエラーは通常、Microsoft Exchange メッセージ ストアと GWSMO メッセージ ストアが同じプロファイルに存在することを示しています。GWSMO では、GWSMO プロファイルで Exchange アカウントを利用することはできません。 |
0x800411f5 | Google のサーバーで、処理できないメッセージが検出されました。ウイルスに感染していると判断されたか、重複している可能性があります。
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0x800411fb | Gmail のラベルを同期する際に発生することが多いエラーです。これは通常、Gmail のラベル名が組み込みの Outlook フォルダの名前と一致する場合に発生します。エラー内容は、Outlook の [同期の問題] [ローカル障害] フォルダで確認できます。
この問題を修正するには、Gmail のウェブ インターフェースでラベルの名前を変更します。これにより、GWSMO のプロファイルにすでにあるフォルダと競合しなくなります。Gmail のラベルの編集について詳しくは、ラベルを作成して Gmail を整理するをご覧ください。 この方法で問題を修正できない場合は、GWSMO プロファイルを別に作成します。ただし、他のプロファイルまたはアカウントからフォルダをコピーする際に、コピーして貼り付けまたはドラッグしないでください。 |
0x80070002 | このエラーコードが「GetMAPISVCPath @ 168 ()> Failed with 0x80070002」と表示される場合、通常は Outlook がインストールされていないか、Microsoft Windows ストア版の Outlook がインストールされていることを示しています。この問題を解決するには、Microsoft Office をダウンロードしてインストールする方法を Microsoft のドキュメントでご確認ください。 |
0x80070005 | この問題は通常、PST ファイルの上限サイズが設定されている場合に発生します。Outlook で PST ファイルのサイズ制限を設定する方法について詳しくは、Microsoft のドキュメントをご覧ください。 |
0x8007000e | この問題は通常、操作を完了するのに十分な保存容量がない場合に発生します。 この問題を解決するには、以下の点をチェックして、システムが過負荷になっていないことを確認してください。
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0x8007007e | この問題は通常、次のような場合に発生します。
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0x80070018 | このエラーが表示されてイベントの同期が失敗する場合や、イベントの招待メールが送信されない(または送信トレイに入ったままになっている)場合は、カレンダーの予定の説明を確認してください。上限の 8 KB を超えている場合は、説明を削除するか、サイズを小さくしてください。 |
0x800704dc | ログイン認証に失敗しました。このエラーコードは、パソコンに設定上の問題があることを示しています。クライアント パソコンでの DLL の再登録が必要な場合があります。再登録の方法については、Microsoft のドキュメントをご覧ください。 |
0x80070482 | このアプリケーションを実行するために必要な DLL ファイルの 1 つが破損しているか、古いバージョンの DLL を実行している可能性があります。この問題を解決するには、GWSMO をアンインストールしてから再インストールします。詳しくは、GWSMO の準備とインストールをご覧ください。 |
0x8007065e | この問題は、不適切なレジストリ データ型を使用してネットワーク タイムアウト レジストリのエントリが作成された場合に発生します(REG_DWORD ではなく REG_SZ など)。
レジストリの使い方について詳しくは、レジストリを使用してオプションを設定するをご覧ください。 |
0x8007273d | クライアント パソコンの Winsock が破損しています。このエラーを解決する方法について詳しくは、Microsoft のドキュメントをご覧ください。 |
0x80072ee2 0x80072ee7 0x80072efd 0x80072efe 0x80072ee0 0x80072f94 |
GWSMO でネットワークのタイムアウトが発生しています。レジストリを変更してタイムアウトまでの時間を延長してください。詳しくは、容量の大きいメールの場合、低速の接続でタイムアウトになるをご覧ください。 |
0x80072f78 | GWSMO で一部のメールを同期できません。ネットワークに問題が発生しているか、メールのサイズが非常に大きいことが原因と考えられます。詳しくは、容量の大きいメールの場合、低速の接続でタイムアウトになるをご覧ください。 |
0x80072f8f | この問題は、ホストマシンで次のような問題がある場合に発生します。
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0x80be000b 0x80041004 |
GWSMO のメール データベースが壊れています。この問題は通常、GWSMO の同期中にクライアント パソコンがクラッシュしたことが原因で発生します。
現在のプロファイルを削除して再インストールしてください。詳しくは、プロファイルを再作成または変更するをご覧ください。 |
エラー メッセージ | 説明とトラブルシューティングの手順 |
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エラー 400: Invalid_request: The version of the app you're using doesn't include the latest security features to keep you protected. Please make sure to download from a trusted source and update to the latest, most secure version(ご利用のアプリのバージョンには、最新のセキュリティ機能が含まれておらず、安全な状態ではありません。信頼できる提供元からダウンロードし、最も安全な最新バージョンに更新してください)」というエラー メッセージが表示されます。 | GWSMO の最新バージョンを使用していることをご確認ください。詳しくは、GWSMO の準備とインストールをご覧ください。 |
Can't handle conflicting folder (): Contacts(競合するフォルダを処理できません (): 連絡先) | Outlook と Google Workspace の両方またはモバイル デバイスから連絡先を更新すると、GWSMO が 2 つのバージョンの連絡先を保持することになり、競合が発生する場合があります。ただし、両方のバージョンの連絡先が保持されるため、データが失われることはありません。詳しくは、競合エラーが発生した場合のデータの同期についてをご覧ください。 |
Cannot open your default email folder…MAPI was unable to load the information service gsync.dll(デフォルトのメールフォルダを開けません… MAPI がインフォメーション サービス gsync.dll を読み込めませんでした) | システム内で gsync32.dll ファイルを検索し、重複している場合は削除するか、Outlook を再インストールします。 |
CryptUnprotectData failed with 0x8009000b(CryptUnprotectData が 0x8009000b で失敗しました) | 保存されている認証情報の復号化に失敗しました。
Outlook やその他のアプリに関連する Windows 10 上の「HP Customer Participation utility task」が、既知の問題により Windows の更新後にユーザーのパスワードを記憶しないことによりこの事象が発生します。この事象を解決するには、Microsoft のドキュメントで回避策をご覧ください。 |
E:FreeBusy gsync32!FreeBusyServer:: ValidateOutlookFreeBusy Config |
このログは、ローカル設定が原因で空き時間情報機能が動作しないことを示しています。
レジストリの使い方について詳しくは、レジストリを使用してオプションを設定するをご覧ください。 |
error: .vir. | ウィルスが検出されたため、ファイルが添付された一部のメッセージがサーバーで送信されません。この問題を解決するには、ウィルス スキャンを実行してください。 |
GLOOK_NO_SYNCER_ FOR_MSG_STORE_FOR _XP_PROVIDER |
このエラーは通常、Exchange メッセージ ストアと GWSMO メッセージ ストアが同じプロファイルに存在することを示しています。両方のアカウントを同じユーザー プロファイルに保存することはできません。 |
HTTP/1.1 401 Service disabled by Google Workspace admin(HTTP/1.1 401 Google Workspace 管理者によりサービスが無効になっています) | Google カレンダー サービスが Google 管理コンソールでドメインに対して有効になっていません。詳しくは、管理アカウントでカレンダーの有効 / 無効を設定するをご覧ください。 |
HTTP/1.1 403 This domain does not allow users to access the Email Migration API(HTTP/1.1 403 このドメインでは Email Migration API へのユーザーのアクセスが許可されていません) | この問題を解決するには、Google 管理コンソールで API アクセスを有効にする必要があります。 |
HTTP/1.1 413 Request Entity Too Large(HTTP/1.1 413 リクエスト エンティティが大きすぎます) | ウェブプロキシまたは別のネットワーク システムにより、大きなサイズのリクエストがブロックされています。ネットワークがこうしたリクエストを許可するように設定されていることを確認します。詳しくは、プロキシのログを確認してください。 |
HTTP/1.1 502 Bad Gateway(HTTP/1.1 502 不正なゲートウェイ) | GWSMO でネットワークのタイムアウトが発生しています。レジストリを変更してタイムアウトまでの時間を延長してください。詳しくは、容量の大きいメールの場合、低速の接続でタイムアウトになるをご覧ください。 |
HTTP/1\.1 500 Internal Server Error(HTTP/1\.1 500 サーバーの内部エラー) | Google のサーバーで一時的な接続の問題が発生していることが考えられます。http://mail.google.com/a/[ドメイン名] に接続できることを確認してください。問題なく接続できた場合は、ネットワーク上でポート 443 を介して次の URL に接続可能であることを確認します。
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LogPotentialProxyNetwork Failure HTTP/1.1 400 Bad Request(HTTP/1.1 400 不正なリクエスト) |
ネットワーク プロキシを使用している可能性があります。プロキシは GWSMO でサポートされていません。Outlook.exe と ProfileEditor.exe のすべてのトラフィックがポート 443 で許可されていることを確認してください。 |
MAPI was unable to load the information service gsync.dll(MAPI がインフォメーション サービス gsync.dll を読み込めませんでした) | この問題の原因はいくつか考えられます。以下を確認してください。
上の手順を実施しても問題が解決しない場合は、Outlook と GWSMO をアンインストールしてから再インストールしてください。 |
MAPIToMIMEStm threw exception with message(MAPIToMIMEStm がメッセージで例外をスローしました) | 1 つ以上のメール メッセージを MAPI から MIME に変換できませんでした。メッセージを再送信してみてください。問題が解決しない場合は、Outlook を再インストールします。 |
Max file size(最大ファイルサイズ) | 問題が発生したユーザーのメールボックスのサイズが、GWSMO で設定されている上限に達しました。ユーザーがメールボックス全体を同期したい場合は、上限を [制限なし] に設定する必要があります。詳しくは、ローカル メールボックスのサイズの設定をご覧ください。 |
Permanent failure: BadAttachment(永続的なエラー: BadAttachment) | Gmail でサポートされていない添付ファイルを送信しようとしています。詳しくは、添付された実行可能ファイルが表示されないをご覧ください。 |
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