目次
- スプレッドシートでデータをフィルタする
- データをテーブルに変換する
- ピボット テーブルを使用してデータを集計する
- グラフでデータを可視化する
- リンクを使って目的のデータに移動する
- クエリを使って大規模なデータセットを検索する
- 数式を使ってすばやく計算する
- スクロール時に見出しを固定する
スプレッドシートでデータをフィルタする
Google スプレッドシートで他のユーザーと共同で作業している場合に、自分のデータビューのみを変えるフィルタビューを作成できます。また、共同編集者も使用できるフィルタを作成することもできます。
複数のフィルタ表示を名前を付けて保存しておくと、後で簡単にアクセスして並べ替えることができます。また、その表示を共有し、最も重要な情報をわかりやすく提示することも可能です。
- 見る人に応じて異なるフィルタ表示リンクを共有し、その人に最も関係のある情報を提示する。
- 複数のフィルタ表示に名前を付けて保存しておくと、後ですばやくアクセスして並べ替えを実行できます。
- コピーまたは新規作成して、類似のルールを持つ別の表示を作成できます。
- 自分が編集権限を持たないスプレッドシートでフィルタでの絞り込みや並べ替えを行うには、一時的なフィルタ表示を作成します。
自分にのみ表示されるフィルタビューを作成する
パソコンでは、フィルタを適用して、フィルタされたデータを自分が閲覧しているスプレッドシートにのみ適用することができます。フィルタ表示の変更内容は自動的に保存されます。
- パソコンの Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- [データ] [フィルタビューを作成] をクリックします。
- データを並べ替えてフィルタします。
- フィルタ表示を保存するには、右上の [ビューを保存] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
共同編集者にも表示されるフィルタを作成する
重要: フィルタを追加すると、スプレッドシートにアクセスできるすべてのユーザーに同じフィルタが適用されます。また、スプレッドシートの編集権限があるユーザーは、誰でもそのフィルタを変更することができます。
- パソコンの Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- フィルタを作成するには、次のいずれかを行います。
- セルの範囲を選択し、[データ] [フィルタを作成] をクリックします。
- セルまたはセルの範囲を右クリックし、[フィルタを作成] をクリックします。
- フィルタの設定を確認するには、範囲の一番上にあるフィルタ アイコン をクリックします。
- 条件でフィルタ: 条件を選択するか、独自のカスタム数式を作成します。カスタム数式の例データ範囲内の一意の値を検索する
- [カスタム数式] を選択します。
=COUNTIF(data_range, data_range)=1
と入力します。
- [カスタム数式] を選択します。
=OR(REGEXMATCH(data_range, "良い"), REGEXMATCH(data_range, "非常に良い"))
と入力します。
- 値でフィルタ: データポイントを非表示にするには、データポイントの横にあるチェックボックスをオフにして [OK] をクリックします。
- フィルタを作成してセルの値でフィルタするには、セルを右クリックし、[セル値でフィルタ] をクリックします。
- 検索: 検索するデータポイントを検索ボックスに入力します。
- 色でフィルタ: フィルタの基準となるテキストまたは塗りつぶしの色を選択します。条件付き書式の色ではフィルタできますが、交互の背景色ではフィルタできません。
- 条件でフィルタ: 条件を選択するか、独自のカスタム数式を作成します。
- フィルタを削除するには、次のいずれかを行います。
- [データ] [フィルタを削除] をクリックします。
- セルを右クリックし、[フィルタを削除] をクリックします。
フィルタを適用すると、表内の合計行数のうち表示中の行数が右下に示されます。
データをテーブルに変換する
Google スプレッドシートでテーブルを活用すると、データ範囲に書式や構造を自動的に適用することができ、データ作成を簡素化したり、データの書式設定、入力、更新を繰り返す手間を省いたりすることができます。
テーブルは、次のような情報の管理、整理に適しています。
- プロジェクト管理
- イベント企画
- 在庫管理
テーブルの主な構成要素は次の 3 つです。
- 各列に対して、適切な列の型を設定できます。入力したすべてのデータはテーブルに適切に配置されます。
- 統合メニューにアクセスできます。メニューからテーブルレベルの設定を管理したり、テーブルのフィルタ表示の作成を行ったりすることができます。
- 事前に構造化および書式設定された構成要素を挿入できます。
既存のデータをテーブルに変換する
- パソコンでスプレッドシートを開きます。
- 空白またはデータを含むセルの範囲を選択します。
- メニューバーで、[表示形式] [テーブルに変換] をクリックします。
- 各列に適切な列の型を選択します。
テーブルのビューを使用する
ビューを使用すると、他のユーザーに表示されるシートに影響を与えることなく、必要なデータを見つけることができます。ビューを使用すると、特定の行の表示と非表示を切り替えたり、他の設定を適用してデータを視覚化する方法を管理したりできます。
各ビューでは独自の設定を使用してフィルタや並べ替えを行うことができます。
- 新しいビューを作成するには、テーブル メニュー をクリックし、次のいずれかを選択します。
- グループ化ビューを作成
- 選択したフィールドに基づいて行をグループ化して表示できます。
- フィルタビューを作成
- グループ化ビューを作成
注: 一時的なビューは、スプレッドシートを更新すると表示されなくなります。
- 既存のビューを適用するには、テーブル メニュー 既存のビュー名をクリックします。
ピボット テーブルを使用してデータを集計する
スプレッドシートのピボット テーブルを使えば、データの集計、パターンの発見、情報の再編成が容易になります。ピボット テーブルを Google スプレッドシートの候補に基づいて追加したり、手動で作成したりできます。ピボット テーブルの作成後に、データの追加や移動、フィルタの追加を行ったり、ドリルダウンして計算やグループデータなどの詳細を表示したりできます。
- 地域別の毎年の売り上げなど、膨大な行にわたるデータを集計します。
- ある地域を詳しく分析します。ピボット テーブルを使用して各地域の売上合計を表示してから、個々の内訳や地域ごとの売り上げを表示できます。
- 今すぐ試す: ピボット テーブルのテンプレート
- パソコンの Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- 使用するソースデータを含むセルを選択します。重要: 列ごとに見出しを付ける必要があります。
- 上部のメニューで [挿入] [ピボット テーブル] をクリックします。ピボット テーブルのシートをクリックします(開いていない場合)。
- サイドパネルで [行] または [列] の横にある [追加] をクリックし、値を選択します。
- 選択したデータに基づいてピボット テーブルの候補が表示される場合があります。ピボット テーブルを追加するには、[候補] でピボット テーブルを選択します。
- ピボット テーブルの作成時に、信頼性の高いピボット テーブルの候補が自動的に挿入されます。
- ピボット テーブルの候補を無効にする方法は次のとおりです。
- 上部の [ツール] [候補の管理] をクリックします。
- [ピボット テーブルの候補を有効にする] をオフにします。
- サイドパネルの [値] の横にある [追加] をクリックし、行または列に表示する値を選択します。
- データの表示、並べ替え、概要、フィルタを変更できます。変更するアイテムの横にある下矢印アイコン をクリックします。
グラフでデータを可視化する
グラフを使ってスプレッドシート内のデータをまとめることができます。
- 他のユーザーがすぐに理解できるようにデータを視覚化できます。
- データを基にグラフを作成して、報告書やプレゼンテーションで使用できます。
グラフを作成する
- パソコンの Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- グラフに含めるセルを選択します。
- [挿入] [グラフ] をクリックします。
Google ドキュメント エディタ ヘルプセンターで詳細を確認する
プレゼンテーションにグラフを挿入する
- パソコンの Google ドキュメントまたは Google スライド でドキュメントまたはプレゼンテーションを開きます。
- [挿入] [グラフ] [スプレッドシートから] をクリックします。
- 追加するグラフが含まれているスプレッドシート、[選択] の順にクリックします。
- 追加するグラフをクリックします。
- グラフをスプレッドシートにリンクさせない場合は、[スプレッドシートにリンク] のチェックボックスをオフにします。
- [インポート] をクリックします。
リンクを使って目的のデータに移動する
リンクを追加すると、スプレッドシート内のデータに簡単に移動できるようになります。リンクをクリックすると、特定のセル範囲に直接移動できます。たとえば、売上表の概要から強調したい関連財務データにリンクを付けるといった使い方が考えられます。
セル範囲にリンクする
- Google スプレッドシートでスプレッドシートを開きます。
- リンクを追加するセルを選択します。
- [挿入] [リンク] をクリックします。
- [リンクを追加するセルの範囲を選択します] をクリックします。
- リンクを追加するセル範囲を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [適用] をクリックします。
クエリを使って大規模なデータセットを検索する
スプレッドシートに大量のデータが含まれる場合、簡単には目的のデータを見つけられないことがあります。スプレッドシートの QUERY 関数を使用すると、データのフィルタリング、並べ替え、追加、値の検証を簡単に行うことができます。
- Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- 空白のセルに「=QUERY」と入力します。
- かっこの中に、以下の項目をカンマ区切りで入力します。
- クエリを実行するセルの範囲(コロン区切り)。
- 実行する特定のクエリ(Google Visualization API クエリ言語を使用)。
- (省略可)データの上部にある見出し行の数。
- Enter キーを押します。
数式を使ってすばやく計算する
データセットの平均値、最大値、最小値を知りたいときは、スプレッドシートの関数を使用して、これらの値をすぐに計算できます。財務分析のために特定の株価を追跡して変動を確認することもできます。また、GOOGLEFINANCE 関数を使用すれば、今後の株式の傾向を予測することも可能です。
Google ドキュメント エディタ ヘルプセンターで詳細を確認する
スクロール時に見出しを固定する
チームで詳細なプロジェクト計画を作成している場合や、大量のアカウント データを入力している場合は、列の見出しをスプレッドシートに固定して、表示するデータを常に把握することができます。
詳細: Google Workspace 版スプレッドシートのスタートガイド
関連トピック
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