単体の Merchant Center アカウントの管理者ユーザーは、アドバンス アカウント設定をリクエストできます。アドバンス アカウント設定は、ショッピングモールや複数の国で営業するショップなど、多数のショップとドメインを管理する企業に最適です。ほとんどのお客様は、アドバンス アカウントを使用しなくても Merchant Center を十分に活用できます。
このタイプの設定では、単一のユーザーまたは会社が 1 つ以上の Merchant Center アカウントを管理できます。
これらのサブアカウントは、マルチクライアント アカウント(MCA)と呼ばれる高度な設定構造に組み込まれます。たとえば、サブアカウントには個別の名前、固有のウェブサイト URL、データソースを設定できます。
このページの内容
アドバンス アカウント設定の対象企業
- ネットショップ ビルダー: 販売者がオンライン ショップを設立し、商品を掲載して販売できるプラットフォームです。
- ショッピングモール: 複数の個別販売者が商品を販売できる場所を提供するオンライン プラットフォームです。
- 複数のブランドを持つ販売者: 複数のブランドを所有し、複数の実店舗または複数のドメインを使ってオンラインで商品を販売している販売者です。
- 国際小売業者: オンラインまたは実店舗において、複数のドメインで 1 つのブランドの商品を国際的に販売する小売業者です。
- 広告代理店: SEO コンサルティング サービスを販売者に提供する代理店です。顧客に代わって広告キャンペーンを設定することもあります。
- チャネル パートナー: さまざまなチャネル(ショッピングモールやショッピング比較サービスなど)で商品を掲載するユーザーです。通常は関連サービスも行います。
注: 商品を管理する目的で Google アカウントを複数の Merchant Center アカウントにリンクさせる場合、MCA は必要ありません。それぞれの Merchant Center アカウントの管理者にユーザーとして追加するようリクエストします。
アドバンス アカウントに変換する
要件
- お客様がアカウント管理者であることが必要です。
- マルチクライアント アカウント(MCA)や既存の MCA のサブアカウントは変換できません。
- アカウント レベルのポリシー違反がある場合は変換できません。
最適化案
- アカウントが不承認となる恐れがあるため、コンテンツが類似したウェブサイトを複数作成しないでください。詳しくは、ネットワークの不正使用ポリシーの重複コンテンツをご覧ください。
- 多数の商品情報やフィードをアップロードする場合や、商品データを頻繁に変更する場合は、Content API を使用して商品データを直接アップロードすることをおすすめします。
- サードパーティのプラットフォームを利用して、Google 全体で商品を表示、宣伝、販売している場合は、Merchant Center をサードパーティのアプリケーションにリンクします。
手順
- Merchant Center アカウントで、「設定とツール」メニュー をクリックします。
- [全般的なアカウント オプション] をクリックします。
- [アカウント詳細設定] セクションで [変換をリクエスト] をクリックします。
- 自社のビジネスの説明として最も近いものを選択します。
- [リクエスト] をクリックします。
変換をリクエストした後の流れ
- リクエストのステータスは、[アカウント設定] ページで確認できます。
- リクエストの処理には数日かかることがあります。この手続きが完了すると、メールが届きます。
- アドバンス アカウント設定への変換が正常に行われると、新しい MCA が送信されます。現在の Merchant Center アカウントは、この新しい MCA のサブアカウントになります。以下の手順に沿って、マルチクライアント アカウントでのウェブサイトの所有権証明と申請を行います。
マルチクライアント アカウントのオンライン ショップの所有権証明と申請
MCA の所有者は、MCA の親アカウントのログイン用メールアドレスでオンライン ショップの URL の所有権証明と申請を行うことができます。通常、親 MCA は、最上位ドメインの所有権証明と申請を行う必要があります。
サブアカウントのオンライン ショップ ウェブサイトの URL が、MCA で申請を行った URL ツリーのサブホストやパスである場合
親 MCA 設定で URL の所有権証明と申請を行うと、各サブアカウントにその申請が自動的に継承され、申請を行った URL ツリーに含まれるすべてのサブホストやパスにウェブサイトの URL を設定できるようになります。
サブアカウントが複数のオンライン ショップにまたがっている場合
MCA とドメインの管理方法に応じて、次の方法でオンライン ショップの URL の所有権証明と申請を行います。
- 親 MCA のユーザーが各サブアカウントのオンライン ショップの URL を管理している場合、MCA のユーザーが各サブアカウント設定内の URL の所有権証明と申請を行うことができます(複数のブランドを取り扱う販売者など)。
- 親 MCA のユーザーが各サブアカウントのオンライン ショップの URL を管理していない場合、各サブアカウントでそれぞれの Google Search Console アカウント内でウェブサイトの所有権証明と申請を行い、確認ステータスを Search Console の親 MCA ユーザー(顧客のウェブサイトのウェブ デベロッパーではない代理店など)と共有できます。詳しくは、ショップのウェブサイトの所有権証明と申請の方法をご覧ください。
- サブアカウントの確認ステータスを親 MCA と共有しない場合は、オンライン ショップの所有者をサブアカウントのユーザーとして追加できます。追加されたオンライン ショップの所有者は、サブアカウントの設定からそのサブアカウントの URL の所有者証明と申請ができるようになります(顧客のフィードを管理する代理店など)。